REPORT
刊行物・研究報告
総合研究
2014.03.17
福岡市における欧米企業のビジネス・生活環境に関する研究
趣旨目的
「アジアの交流拠点」を指針とし,様々なアジア関連施策を通じて,街づくりを進めて,認知と関心が高まってきた福岡市であるが,東アジアの主要都市と比較すると,都市規模,ビジネス面での機能などは,まだまだ脆弱である。そのため,これからの福岡市を見据えると,競争力をより高め,「アジアの交流拠点」としての方向性を,新たなステージへと進める必要がある。
一方,中国をはじめとする東アジア地域の経済は,近年,飛躍的に発展を遂げているものの,世界経済を俯瞰した場合,米国や欧州の影響力は,依然として,非常に高いものがある。また,日本を含む東アジアと,米国,欧州の経済的な関連性は,ますます深化・複雑化しており,一体的な構造となりつつある。そこで,日本の他地域にない,「アジアの福岡」としての特性を持つ福岡市の潜在力を活かし,アジア経済との関係に主軸をおきながら,アジア経済と欧米経済が融合する拠点としての多面的な「アジアの交流拠点」都市形成を目指すためのまちづくりの方向性を示すことを目的とする。
対象
日本に事務所を有する欧米企業・経済団体
内容
欧米企業から見た福岡市のビジネス環境・生活環境の状況等について,訪問ヒアリングを中心に調査し,集約,分析する。
(福岡市総務企画局企画調整部企画課との合同調査)
研究予定期間
平成16年度
担当
松熊功 研究主査