REPORT
刊行物・研究報告
総合研究
2014.03.14
福岡市における欧米企業のビジネス・生活環境に関する調査・研究
趣旨目的
「アジアの交流拠点」を指針とし、様々なアジア関連施策を通じて、街づくりを進めて、認知と関心が高まってきた福岡市であるが、東アジアの主要都市と比較すると、都市規模、ビジネス面での機能などは、まだまだ脆弱である。
そのため、これからの福岡市を見据えると、競争力をより高め、「アジアの交流拠点」としての方向性を、新たなステージへと進める必要がある。
一方、中国をはじめとする東アジア地域の経済は、近年、飛躍的に発展を遂げているものの、世界経済を俯瞰した場合、米国や欧州の影響力は、依然として、非常に高いものがある。また、日本を含む東アジアと、米国、欧州の経済的な関連性は、ますます深化・複雑化しており、一体的な構造となりつつある。
そこで、日本の他地域にない、「アジアの福岡」としての特性を持つ福岡市の潜在力を活かし、アジア経済との関係に主軸をおきながら、アジア経済と欧米経済が融合する拠点としての多面的な「アジアの交流拠点」都市形成を目指すためのまちづくりの方向性を示すことを目的とする。
平成17年度は、平成16年度に課題即応型研究として行った欧米企業・団体へのヒアリング調査を基に、福岡の強み・弱みを整理した上で調査・研究を行う。
内容
統計データ等分析、ヒアリング調査、研究会、セミナー開催などにより、以下の検討を行う。
1. 欧米企業の立地促進、生活環境の整備推進に向けたハード・ソフト面での総合的なまちづくりのあり方
2. 福岡市にふさわしい(立地が期待できるような)業種等の抽出及び企業立地に向けた戦略・取組手法
共同研究者
福岡市(総務企画局企画課、総務企画局東京事務所、経済振興局国際経済課)等
研究予定期間
平成16年12月~18年3月
担当
松熊 功 研究主査(メイン担当)
坂口 優誠 研究員(サブ担当)