公共交通事業者間の連携による公共交通活性化に関する研究
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REPORT

刊行物・研究報告

背景

総合研究

2014.03.14

公共交通事業者間の連携による公共交通活性化に関する研究

趣旨目的

交通計画の関心が、インフラ整備からマネジメントへと移る中、都心部においては、地下鉄3号線・外環状道路の開通を契機に、公共交通機関への利用転換等による交通渋滞・交通事故の減少、環境負荷およびエネルギー消費の低減を目指している。また、公共交通事業者においては相互の連携強化と一層の公共交通サービスの向上などを図ることで、経営状況を向上させようとする動きが見られる。
この状況を踏まえ、市・西鉄・地下鉄が連携し、利用者の視点に立った交通事業者間の連携による公共交通活性化に関する研究を行い、公共交通機関を主軸とした将来的な交通計画の改訂へ反映させる。

目的

マイカーからの転換だけでは限界がある公共交通全体の需要増を図るため、公共交通事業者間の連携による、公共交通機関の潜在的な需要の獲得方策を整理する。

検討項目

(1)データ・文献調査(公共交通の現状整理、獲得方策のメニュー出し)
(2)潜在需要の内容把握
(3)獲得方策案の抽出
(4)獲得方策の把握(仮説:ICカードの導入、乗り継ぎ運賃の見直し、バスネットワーク再編など)
(5)まとめ(今後の課題(仮説):短期:H18PT分析への反映、中期:ICカードの早期導入の推進、運輸連合などの検討)

調査手法

検討資料の整理
アンケート調査:地下鉄3号線と沿線バスの利用者、潜在的な需要者など
ヒアリング調査:交通事業者、企業・大学など大口交通利用者など
共同研究会:市・西鉄・地下鉄

共同研究者(予定)

福岡市(総務企画局企画課、都市整備局交通計画課)/西鉄(企画部門)/地下鉄(市交通局総務課)/交通関係有識見者
(西鉄事業部門、市交通局営業課、JR九州、九州運輸局などは適宜オブザーバー参加)

研究期間

1年(ただし,次年度以降への展開を見込む)

担当

小牧 重己 研究主査(メイン担当)
後藤 太一 研究主査(サブ担当)

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