都市情報誌「fU(エフ・ユー)」(3号)
福岡の街はどこに行くのか。どこに行くべきなのか。
そんなことを討議し,発表できるようなメディア・都市情報誌が福岡にもあるべきだ!という強い想いの元に,「まちづくり」を考える媒体を制作したいと思いました。
タイトルの「f」はもちろんFukuokaのfですが,
Face(都市の顔),Forum(討論)のfでもあります。大きな「U」はUrban(都市)です。
【発行元】
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財団法人福岡アジア都市研究所
【編集人】
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佐々木喜美代((財)福岡アジア都市研究所主任研究員)
【企画編集委員】
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大川隆司(URC市民研究員, (株)電通九州)
出口 敦(九州大学大学院人間環境学研究院助教授)
松岡恭子(建築家/(株)スピングラス・アーキテクツ代表取締役)
村上隆英((株)ジーコム代表取締役)
(名前五十音順)
【デザイン・レイアウト】
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(大宝拓雄デザイン事務所)
【編集スタッフ】
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((財)福岡アジア都市研究所)
佐野直樹(H.G.C.)/湯浅玲子
【写真】
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((有)スタジオ サムシング)
【アンケート&プレゼント】
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【販売場所】
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(平成17年8月18日)
9月15日から福岡市営地下鉄駅構内売店13か所でも発売予定 。
【閲覧場所】
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(平成17年8月9日)
東京や福岡市内外の図書館等閲覧できる場所があります。
【皆さまからいただいた
ご意見(抜粋)】 |
お読みになった方々からのアンケートを抜粋して掲載しております。たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。今後の誌面づくりに反映させていきます。
季刊 都市情報誌「fU(エフ・ユー)」 ISSN 1349-5763
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【3号】 平成17年6月15日発行 ・特集 文化施設に足を運んでいますか 「ハコもの」と「街」の関係 |
「芸どころ・博多」「エンターテインメントシティ・福岡」と呼ばれるここ福岡市には、官民運営のさまざまな文化施設が揃っている。1970年代は行政が主体となった文化施設が造られ、1980年代は民間によるホール建設ラッシュが続いた。しかし、どれも多目的ホールと呼ばれ、多目的は無目的などと批判された。結果、1990年代には多くの専用ホールが開館した。この流れは全国的なものでもあり、各市町村が競い合って大型の文化施設を造ったが、ほとんどの施設で興業やイベントは行われず、市民の懇親会などを催したりするにとどまり、ハコもの=無駄なものとして市民に認知されてしまうことになった。建設費をはじめ、ハードにかける費用はあっても、運営プロデューサーやスタッフ、人材育成などソフトにかける費用がないことが、さらに「無駄なハコもの」に拍車をかけているのではないのかと気づいた自治体や市民が現れたのがこの5年くらいではないだろうか。 福岡には「博多座」「福岡アジア美術館」という、公設のユニークな文化施設がある。何がユニークかは本文を読んでいただきたい。また天神には文化発信のホールとして「イムズホール」「西鉄ホール」が民間の運営でがんばっている。北九州市小倉には、北九州芸術劇場を核に、福岡にもない演劇のセンターが出来つつある。地域とともに、市民に喜ばれながらハコものが生きていけるとしたら、それはうれしいことである。地域・市民と連携することが、文化施設に足を運ぶキッカケともなる。そんな施設が石川県金沢市にあった。特別リポートとして金沢の文化施設も紹介したい。 |
・福岡県西方沖地震 緊急リポート
がんばれ!大名-地震からの復興
・「 I Love 天神 まちづくり連続フォーラム
都心再生へ企業と市民の共同体を考える
・URC2004年度市民研究員研究成果報告
リポート まちをふりかえる
シーサイドももち地区の場合
・バックナンバー,URCからのお知らせ,次号予告
A4判40頁,2色刷(表紙回り4色),頒布価格500円,発行部数2,000部
【次号内容】
4号 平成17年9月15日発行予定
・特集「都市を潤す緑の力」(仮題)
福岡市では、ちょうど9月9日から「第22回全国都市緑化フェア」、通称「アイランド花どんたく」が催されることもあり、緑について考えてみようと思います。都市にとって「緑の力」がどれくらい必要なのか、必要でないのかを考えます。行きたい都市、住んでみたい都市を想像するとき、緑にあふれた、街路樹の美しい都市を思い描いたりしませんか。近代都市化の中で忘れ去られてきた緑の力を、私たちは取り戻せるのでしょうか。町と建物、通りと通りを緑でつなぐことなど、これからの都市づくりに欠かせない緑について、独自のスタイルを見つけることができるかどうか。福岡市にとっては、今後の街づくりの大きなカギとなるはずです。