都市情報誌「fU(エフ・ユー)」(6号)

福岡の街はどこに行くのか。どこに行くべきなのか。

そんなことを討議し,発表できるようなメディア・都市情報誌が福岡にもあるべきだ!という強い想いの元に,「まちづくり」を考える媒体を制作したいと思いました。

タイトルの「f」はもちろんFukuokaのfですが,

Face(都市の顔),Forum(討論)のfでもあります。

【発行元】

財団法人福岡アジア都市研究所

【編集人】

佐々木喜美代((財)福岡アジア都市研究所主任研究員)

【企画編集委員】

大川隆司(H15,H16年度URC市民研究員, (株)電通九州)
出口 敦(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
松岡恭子(建築家/(株)スピングラス・アーキテクツ代表取締役)
村上隆英((株)ジーコム代表取締役)

(名前五十音順)

【デザイン・レイアウト】
大宝拓雄/岡崎亜希
(大宝拓雄デザイン事務所)
【編集スタッフ】
松熊 功/中村正則
((財)福岡アジア都市研究所)
佐野直樹(H.G.C.)/湯浅玲子
【写真】
志賀 智
((有)スタジオ サムシング)
【販売場所】

(平成18年3月15日)
6号 から福岡市営地下鉄駅構内売店13か所について,4月1日からの一部無人化等営業形態の変更に伴い,販売を取りやめます 。

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【閲覧場所】

(平成17年12月15日)
東京や福岡市内外の図書館等閲覧できる場所があります。

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【皆さまからいただいた
ご意見(抜粋)】

お読みになった方々からのアンケートを抜粋して掲載しております。たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。今後の誌面づくりに反映させていきます。

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季刊 都市情報誌「fU(エフ・ユー)」 ISSN 1349-576

季刊 都市情報誌「fU(エフ・ユー)」については,6号をもって休刊することとなりました。 これまで御愛読いただき誠にありがとうございました。

 

【6号】 平成18年3月15日発行
・特集
都市のストックを生かす
 まちづくりの新しい在り方

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6号(表紙)
福岡市農業協同組合本店ビル

 近年,建物のストック活用が注目されている。この背景には,一つに都心部で建物の空洞化が目立ってきたこと,実際に老朽化した建物が取り壊されずにそのまま放置されている場所もある。二つめはスクラップ・アンド・ビルドの風潮が見直され,エコロジーの問題としてまだ使える建物を壊すのはもったいないということ。そして三つめは,建物と環境に新たな価値を見出すということだろう。さまざまなストック活用が試みられているが,今回は「業務施設ストックの活用」と「住宅ストックの活用」そして「歴史的ストックの活用」を紹介したい。
既存のストックを有効活用する方法として,リノベーション,コンバージョン,リファインなどの言葉が使われるが,特集を読まれる前に少し整理しておきたい。まず「リノベーション」は大規模改修をして機能を刷新,高度化して新しい価値を付加するもの。「リファイン」は建築家・青木氏が独自に提唱する再利用法の一つ。「コンバージョン」は建物の用途転換を意味している。さらに,リフォーム,再生,創生などの言葉も生まれている。このような状況を見ても,都市のストックを有効活用することが新たな挑戦であることが分かる。 

寄稿 「生きつづける建築」
東京大学大学院 教授 鈴木博之

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福岡市西陵公民館

写真提供:

福岡市

osaka

大阪市中央公会堂
写真提供:
大阪市中央公会堂

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県内の登録有形文化財の例

旧三池炭鉱宮浦坑煙突

写真提供:
大牟田市教育委員会

・福岡アジア都市研究所セミナー採録

 「東アジアにおける地方自治体の国際化施策について」

・アーバンデザインを考える
「変わる箱崎-交流の礎は道の上から」「犯罪不安感に関する調査」
「箱崎のマチ・ミチ・ヒト」

・URC研究員レポート
「多元的な発展を目指す都市-台北」

・連載:中国街角スケッチ
「春節と爆竹」

唐 寅(福岡アジア都市研究所主任研究員)

・トピックス
第34回世界クロスカントリー選手権福岡大会

西区Webまっぷ

・バックナンバー,URCからのお知らせ

A4判40頁,2色刷(表紙回り4色),頒布価格500円,発行部数2,000部