福岡の街はどこに行くのか。どこに行くべきなのか。
そんなことを討議し,発表できるようなメディア・都市情報誌が福岡にもあるべきだ!という強い想いの元に,「まちづくり」を考える媒体を制作したいと思いました。
タイトルの「f」はもちろんFukuokaのfですが,
Face(都市の顔),Forum(討論)のfでもあります。大きな「U」はUrban(都市)です。
【発行元】
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財団法人福岡アジア都市研究所
【編集人】
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佐々木喜美代((財)福岡アジア都市研究所主任研究員)
【企画編集委員】
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大川隆司(H15,H16年度URC市民研究員, (株)電通九州)
出口 敦(九州大学大学院人間環境学研究院助教授)
松岡恭子(建築家/(株)スピングラス・アーキテクツ代表取締役)
村上隆英((株)ジーコム代表取締役)
(名前五十音順)
【デザイン・レイアウト】
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(大宝拓雄デザイン事務所)
【編集スタッフ】
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((財)福岡アジア都市研究所)
佐野直樹(H.G.C.)/湯浅玲子
【写真】
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((有)スタジオ サムシング)
【販売場所】
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(平成17年12月15日)
4号 から福岡市営地下鉄駅構内売店13か所,青山ブックセンター福岡店でも販売しています 。
【閲覧場所】
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(平成17年12月15日)
東京や福岡市内外の図書館等閲覧できる場所があります。
【皆さまからいただいた
ご意見(抜粋)】 |
お読みになった方々からのアンケートを抜粋して掲載しております。たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。今後の誌面づくりに反映させていきます。
季刊 都市情報誌「fU(エフ・ユー)」 ISSN 1349-5763
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【5号】 平成17年12月15日発行 ・特集 博多部,再発見 博多部の歴史をひもとく ●博多っ子を育てる=博多小学校 |
5号(表紙) |
福岡に生まれ育っていても,知っているようで知らないのが「博多」であろう。博多区というエリアはあるが,あまりに広くて私たちが認識している博多とはどうも違うようだ。また福岡の名産にはほとんどの商品に「博多」と名の付くものが多く,県外の人に知られているのも,福岡ではなく博多という名前だという気もする。福岡市は中洲を流れる那珂川を境に西を福岡,東を博多と呼ぶ双子都市といわれるが,どうも一卵性の双子ではなさそうだ。たぶん二卵性,福岡が妹か弟になるのだろうが,兄貴分の博多はそうとう頑固な気質だろうと感じられる。町の歴史が古いだけに,さまざまな文化が博多を通って流入し,博多で育ち守られてきた。そして今でもその文化を守り育てようと頑張っている「博多」が存在する。
今回登場する博多部という地域は,人口流出で都心の空洞化地域となり,4小学校がひとつに統合されている。そんな状況の中で,地元の人たちは頑張って歴史のある祭りや行事を残していきたいと,町ぐるみ,学校ぐるみで取り組んでいる。そんな頑張る姿を紹介するとともに,どうしたら賑わいを取り戻すことができるかなど,博多部の課題についても考えていきたい。 |
博多祇園山笠 (飾り山) 博多町家ふるさと館 (中庭) |
・福岡アジア都市研究所セミナー採録
「写真と文学から見た上海の素顔」
・アーバンデザインを考える
「箱崎地区の「らしさ」を発掘」「野菜からみえる箱崎」
・URC研究員レポート
「チャイニーズドリームの街-深セン」
・連載:中国街角スケッチ
「都心型巨大モールの登場」
唐 寅(福岡アジア都市研究所主任研究員)
・トピックス
2016年,オリンピックを福岡へ
天神のXmasへ行こう2005
福岡アジア都市研究所最新刊「東アジアにおける集客都市戦略」発行
・バックナンバー,URCからのお知らせ,次号予告
A4判40頁,2色刷(表紙回り4色),頒布価格500円,発行部数2,000部
【次号内容】
6号 平成18年3月15日発行予定
・特集「 都市のストックを有効活用する 」(仮題)
これまで一般的におこなわれていた建築物の「スクラップ&ビルド」が資源問題や環境問題の視点から見直されようとしている。従来型の再開発では安易にスクラップされていた建築物を、新たな資源としてとらえるさまざまな試みが福岡でも見られるようになってきた。「リノベーション」や「コンバージョン」という方法で都市のストックが活用されているのだ。春吉や清川といった地域でもその動きが始まっており、リノベされた建物はショップや飲食店として運営され、今や「町の顔」として地域の再生にも役立っている。このような「ストック再生」が地域の再生にもつながって
いるケースを紹介したい。