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廃棄物のデータ管理システムの展望 -福岡市の事業系ごみを中心とした考察-


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著者 菊澤 育代
出版日 2020年3月
キーワード 事業系ごみ
見える化
データ管理
動静脈の連携
静脈資源の市場化
区分 Working Paper
URC研究区分 個別研究

ポイント
・廃棄物(静脈)分野におけるデータ(エビデンス)に基づくアクションの必要性
・成長著しい福岡ではごみの減量が停滞
・ごみ削減の新たな一歩として廃棄物のデータシステムの構築を構想
・静脈資源にデータを付随させることで市場における価値を向上させ静脈と動脈を連携

概要
近年、エビデンスに基づく政策立案(EBPM)の導入や、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた科学技術イノベーション(STI for SDGs)の取り組みが急速に進んでいる。しかし、資源の調達から物流、生産、消費までを捉えた「動脈」に対して、消費された後のモノの回収、再使用、再資源化あるいは廃棄までの流れを示す「静脈」におけるデータ管理には遅れがみられる。本研究では、ごみのデータ管理システムの構築を提案する。
静脈資源データを収集・一元管理し、見える化することで、主に3つの効果が期待できる。1つ目は、静脈資源にデータが付加されることで市場価値が創出し、市場における資源の獲得競争が活発化される。これにより焼却処分されるごみが減量される。2つ目は、ごみ・資源の詳細分析が可能になることで、適切なごみ減量・資源化対策が促進される。3つ目は、そもそもアナログで管理されがちなごみの情報が電子化・自動化されることで、大幅な管理業務の効率化が期待される。
本ワーキングペーパーは、廃棄物のデータシステム構築に向けたコンセプトペーパーとして位置づけられ、今後、実証研究を踏まえた経過報告を随時発表していく予定。


(左)データシステムのイメージ図  (右)福岡市における資源の見える化のイメージ図

SDGsにおける位置づけ

関連リンク
【シリーズ】生ごみ×情報システム
http://urc.or.jp/society5_series01