Fukuoka Growth 04 多様・多彩な人流のクロスロード 2013.8.13 Version1.1(pdf/868KB) 福岡市には多くの「働く人」が集まっています。福岡市には多くの「働く場」があり、多様な職業の人が暮らしています。 市民はもとより、福岡都市圏など周辺地域に住む多くの人が、福岡市で働き、多くの価値を生み出しています。 福岡市は、毎年 10 万人を超える人が転入・転出し、全国的にみても、住民の入れ替わりが多いのが特徴です。 多くの人を受け入れる土壌があることは、多様・多彩な人材を集めるポテンシャルを有していると言えます。 一方では、毎年多くの人が市外へ流出しており、特に大学を卒業した人が他県へ出て行くなど、 付加価値を生み出し得る人材が流出している状況もみられます。 また、福岡市は、働く女性が多いものの、特に既婚女性では非正規職の地位で働く人が多くなり、 結婚後の女性の能力を十分にいかしきれていない状況も垣間みえます。 福岡市には、専門的な知識や技術を有する「クリエイティブクラス」とも呼べる職業の人も多く住んでいますが、 多彩な人材の能力をさらにいかすことができれば、より大きな付加価値を生み出す余力を備えています。 多様な人材を受け入れる環境やその知識や技術を活用する仕組みが十分に整っていない現状が推測されますが、 多くの人が福岡市に集まり、出会い、交流することで生まれる新たな価値や機会の中で、 その能力をいかし、さらに大きな価値を生み出す余地は大きいといえます。 新しい住民が多いことは、後から転入してくる人にとっても溶け込みやすいオープンな環境の証左とも言えます。 毎年多くの人が出会い交流する「人流のクロスロード」として、 異なる価値が交わることで生まれる発見や可能性を、新たな価値創造に結びつけ、 新陳代謝が活発な福岡市ならではの発展のチカラとしていくことが期待されます。 図表1.福岡市の職業分類・男女別就業者数(2010年) 図表2.主要大都市における昼間人口の増減数(2010年) ※グラフはクリックで拡大できます。