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地方シンクタンク協議会『論文アワード2018』優秀賞を受賞

 2018年11月、総務課八角(福岡地域戦略推進協議会へ出向)、山田研究スタッフ、菊澤研究主査の3名にて執筆致しました論文「スポーツコミュニティによる防災力向上に関する一考察」が、地方シンクタンク協議会『論文アワード2018』にて優秀賞を受賞いたしました。

 近年、未曽有の災害が多発している中、「自助」「共助」の重要性がますます指摘されています。しかし、現在の自治会、町内会等を中心とする地域コミュニティでは防災訓練参加率の低下、自主防災組織の高齢化などの要因から、防災主体としての能力低下が懸念されています。
その中で災害時の共助を補完する組織として、スポーツコミュニティの可能性に着目しました。

 スポーツがソーシャル・キャピタル*に影響を与えることは明らかにされていますし**、スポーツコミュニティが持つ「備え」や「つながり」が防災の観点からも利点があると考えられます。その利点を有するスポーツコミュニティが、更に防災に対する「備え」「知識」を持つことができれば、自主防災組織を補う役割として機能し、地域の防災能力の向上、そして地域課題の解決にも繋がる可能性があると考えられます。

 実際に、楽しく、競技的な要素を織り交ぜながらの防災訓練「防リーグ」や、サッカー防災等を事業としている株式会社HITOTOWAなど、「防災×スポーツ」の取り組みも着実に増えてきています。

 今後、福岡地域戦略推進協議会の取り組みの一つである「防災共創プラットフォーム」などと「防災×スポーツ」の取り組みを行い、その中で実証を進められることが期待されています。

 なお、本研究は、都市政策研究(URC研究紀要)第20号「自主防災活動におけるスポーツコミュニティの役割」にて、実践に向けたさらなる考察が加えられています。
* 社会における「信頼」「規範」「ネットワーク」等の要素
** 本論文を参照

award ceremony

地方シンクタンク協議会 第31回地方シンクタンクフォーラムにおける『論文アワード2018』表彰式にて(倉敷国際ホテル)