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グラマカル?~都会的な田舎暮らし(畠山)

いつ:
2020年11月18日 @ 09:00
2020-11-18T09:00:00+09:00
2020-11-18T09:15:00+09:00

画像はイメージです

福岡市のお隣、糸島市がイギリスの情報誌・モノクルの、「輝く街」世界3位に選ばれました。多機能性、多目的性に優れ、住むところと働くところと考えられていることが評価されています。
糸島市は、海も山も田園もあり、自然豊かでありながら、生活利便性も高く、福岡市へ通勤・通学する人も多数住んでいます(都市圏通勤・通学率表)。また、糸島市と福岡市にまたがるエリアに九州大学が立地し、学研都市としても発展しているほか、個人でさまざまな創作活動を行う人のための支援施設も設けられています。

福岡市を中心とした近隣17市町は「福岡都市圏」と呼ばれ、広さは札幌市とほぼ同じですが、人口は約260万人で、札幌市を大きく上回ります(人口表)。
糸島市のほかにも、福岡都市圏は多彩な魅力があります。宗像市(一部福津市)には世界遺産・「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群があり、人口増加中の福津市は、宮地嶽神社の「光の道」が話題となるなど観光客も増加しました。観光資源の宝庫・太宰府市は、話題の「鬼滅の刃」にちなみ宝満宮竈門神社で注目度がさらに増し、那珂川市は、全国放送のTV番組「アナザースカイ」で、異例の2週にわたりタレントの田村淳さんに激推しされるなど、ここにきて多くの人が、その魅力に気付き始めた気がします。
福岡都市圏の市町は、風光明媚な魅力にとどまらず、都市に近い利便性や刺激、そして多様な暮らし方、過ごし方ができる今の時代に合った洗練された魅力が、多くの人に支持されるのでしょう。

コロナ禍の影響か、東京都の転入超過(転入者>転出者)が、今年5月に7年ぶりに転出超過(転入者<転出者)となりました(総務省・住民基本台帳人口移動報告)。ただ、東京からの転出先は、近隣県が圧倒的に多く(くらしのマーケット調べ)、都会から遠く離れた大自然の田舎暮らしに憧れ・・というよりは、都会に近い利便性と住環境の良さをいいとこどりした、言わば“都会的な田舎”暮らし志向が主流です。
企業の動きに目を向けると、通販販大手ジャパネットが、主要機能の一部を福岡市へ移転すると発表しました。東京から見たら、福岡市が“都会的な田舎”なのかはわかりませんが、新しい価値観に基づく判断といえそうです。

大自然の中での本格的なキャンプに対し、郊外、都心問わず多様な過ごし方をするグランピング(グラマラス・キャンピング=贅沢なキャンプ)が注目されています。福岡市を含む福岡都市圏は、海あり山あり都会ありの、グラマラス・ローカル(贅沢な地方)、“グラマカル”なエリアと言えるかもしれません。

情報戦略室 畠山 尚久
http://urc.or.jp/event/column-20201118
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