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花の価値と可能性~Flowers of Romance 花に想いを,万葉の時代から~

いつ:
2019年10月18日 @ 09:00
2019-10-18T09:00:00+09:00
2019-10-18T09:15:00+09:00

花の写真2枚

福岡市は,「一人一花」運動*1を進めています。まちなかの花壇など,「一人一花」のサインを見ることも増えました。市民らの協力のもとに,まちに花を増やす取組みは,パリ(仏),コペンハーゲン(デンマーク)など海外の都市にもみられます。
自然豊かな野辺に咲く花は美しいものですが,まちの中では,人の手がなければ,花を増やすことは困難です。植栽,手入れなど,人の意思=想いがあって,まちは花で彩られます。

まちの魅力づくりは,都市の普遍的な課題です。自然や景観,歴史的な遺産など,固有の魅力をいかすとともに,人の想いや創意工夫で,まちの魅力を高める取組みが必要です。各都市が知恵を絞る中で,各所にアート作品を展示し,まるごと美術館などと称して,まちの回遊を促す取組みもみられます。花があふれるまちも,アート作品同様,訪れる人の回遊を促す可能性を持っています。
生け花(華道)が,人の創意工夫で,花に新たな価値を付加し,野花とは異なる感動を人に与えるように,人の想いと感性で,まちを彩る花が,心に残る風景を創り出すかもしれません。

万葉集にみるように,古くから,人は花に想いを映し,託して,花に,目で愉しむ以上の,特別な価値を見出してきました。散る花にさえ儚い想いを重ねるほど~e.g.風に散る 花橘を袖に受けて 君が御跡と思ひつるかも・詠み人知らず~に。
まちは人がつくるものです。人の感性が,花とまちを結びます。無機質なまちよりは,人の想いが感じられるまちの方が,魅力的なはずです。花に寄せる人の想いと,花をいかす人の創意工夫で,まちを美しく。誰もが気軽に参加できる一人一花で,美しく。

情報戦略室 畠山 尚久
http://urc.or.jp/event/column-20191018


*1: 一人一花運動:市民・行政・一人ひとりが, 公園や歩道,会社,自宅など,福岡市のありとあらゆる場所での花づくりを通じて,人のつながりや心を豊かにし,まちの魅力や価値を高める,花によるまちづくりを目指す取り組み(福岡市「一人一花」ホームページより)

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