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ジェンダーに基づく固定的役割意識とメディア

いつ:
2019年10月7日 @ 09:00
2019-10-07T09:00:00+09:00
2019-10-07T09:15:00+09:00
当日配布資料および石川氏の講演の様子

当日配布資料および石川氏の講演の様子

2019年9月7日、「福岡国際女性シンポジウム Media×Gender ~Moving towards 203050!~」に参加しました。「女性とメディア」は、1995年の第4回世界女性会議(北京会議)で採択された北京行動綱領にも含まれており、ジェンダーを考える際に、メディアは重要な論点であることがわかります。

冒頭、石川雅恵氏(UN Women:国連女性機関 日本事務所長)の基調講演がありました。
メディアは、“映像”、“文字”、“音”などを通じて何かを表現するものであり、人々の行動にも影響を及ぼしていますが、講演の中で、「ジェンダーに基づく固定的役割意識」(「女性だから」、「男性だから」、こうすべきという意識)の形成にも影響を与え得ることが指摘されました。メディア情報の中には、「女性らしさ」「男性らしさ」という表現が含まれているものも少なくないためです。特に懸念として挙げられたのは、そのような意識が子供の頃に形成され、男女問わず、その後の人生の選択に大きく影響することでした。

後半のパネルディスカッションでは、本田哲也氏(株式会社本田事務所 代表取締役/PRストラテジスト)から、イギリスにおけるジェンダーステレオタイプ表現に関する規制(https://www.asa.org.uk/news/gender-stereotyping-new-rule-and-guidance.html)や、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルにおいて、SDGsやジェンダーを基準に、世界中の広告等が審査されるという事例が紹介されました。

個人が性別的役割ということに捉われずに、個々の生き方を選択できる社会になっていけばと考える機会となりました。

研究主査 中村由美
http://urc.or.jp/event/column-20191007
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