RSS Feed

福岡アジア文化賞歴代受賞者からのメッセージ

いつ:
2019年9月27日 @ 09:00
2019-09-27T09:00:00+09:00
2019-09-27T09:15:00+09:00

福岡アジア文化賞第30回記念「歴代受賞者によるシンポジウム」展示物

福岡アジア文化賞第30回記念「歴代受賞者によるシンポジウム」(9月10日(火)於福岡国際会議場)より、印象に残った受賞者らのメッセージをご紹介します。
※メッセージは、著者による理解や意訳を含みます。

2018年(第29回)学術研究賞 末廣昭氏:
アジアの変化の“スピード”に目を向けること。フランスは高齢化社会(高齢化率7%)から高齢社会(高齢化率14%)に到達するのに114年を要し、日本は24年、韓国やベトナムにおいては10数年というスピードで到達している。

2017年(第28回)大賞 パースック・ポンパイチット氏 & クリス・ベーカー氏:
Quantity of payment(収入の量)よりもquality of life(生活の質)への意識が高まってきている。出版の時代とは異なり、インターネットや翻訳等の技術が、多様な文化に触れることを容易にした。

2015年(第26回)芸術・文化賞 ミン・ハン氏:
グローバル化は経済だけではなく、文化においても起こっている。我々はグローバル化によってもたらされた“新しい文化の価値”に対応しなければならない。文化と経済の境目は薄まり、文化は、より高く深いレベルで経済に影響を与えている。

2012年(第23回)芸術・文化賞 キドラット・タヒミック氏:
ハリウッドのスーパーヒーローではなく、地域のローカールヒーローを取り戻すこと。美しい棚田は祖先らのたゆまぬ努力の上に存在する。我々は、そうした身近なヒーローの超越的な能力を称えなければならない。

シンポジウムでは、「伝統的文化への理解」、「文化とグローバル化の融合」、「経済と文化のバランス」などの言葉が飛び交い、さらにはそこに、明確な解や数値化できる指標がないとの指摘が加えられました。これらの実現が、どのような形でなされるのか、論理的に表現できるものなのか、その奥深さに思いを馳せると、私の脳はしばしの混乱状態に陥りました。

研究主査 菊澤育代
http://urc.or.jp/event/column-20190925
Print This Post Print This Post