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『地域経済のレジリエンス~人の力を引き出す変革が生み出すレジリエントな都市~』2021年度URC総合研究報告書

 


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著者 菊澤 育代 ・ 中村 由美
畠山 尚久 ・ 山田 美里
出版日 2022年3月
キーワード ・多様な主体(産学官、異業種)の連携
・都市ブランドの明確化
・プラットフォームの活用
区分 研究報告書
URC研究区分 総合研究

技術革新の進展や環境問題など長期にわたる変化に、金融危機や感染症など突発的な変化が加わり、未来予測はますます難しくなっています。そうした中、地域経済の主体となる中小企業をはじめとする各主体が、あらゆる変化や危機にしなやかに対応できる力=“レジリエンス”を身につけることが求められます。社会変化や危機に迅速かつ柔軟に対応し発展する組織・都市に共通する要素とは?!
福岡市の地域経済が変化に強くなるために必要な要素や方向性を取りまとめました。

メイン・ポイント
中小企業が抱える課題や変化に対応するために先進的な取組みを行う企業を分析した結果、変化に強い組織の形成には、以下の変革が求められる。
・意思決定機能の分散化、業務の内製化による俯瞰的視野の獲得、意思疎通の円滑化を実現する【組織編成】
・リスク分散、多様性への対応、生産性向上、付加価値向上を引き出す【ビジネスモデル】の構築
・柔軟な働き方の採用による多様な人材の活用、処遇改善による人材の確保、スキルアップ機会の提供による人材育成等からなる【人材戦略】
・多様な主体の連携による変革支援、都市ブランドの明確化による地域の方向性の共有、プラットフォーム等の活用による既存資源の融通・共有を通じて、都市の面的な耐性が確保される

目次
 序章 社会変化と新たな時代に求められる地域経済のレジリエンス
  1. 社会変化とレジリエンス
  2. レジリエンスを備えた地域経済
  3. 本研究の手法と目的
 第1章 地域経済のレジリエンス向上という観点から見た福岡市の課題
  1. 統計データに基づく課題の抽出
  2. 中小企業の課題と特性
  3. 第 1 章のまとめ
 第2章 企業のレジリエンスに関する先進的な取り組み
  1. 企業のレジリエンスに関するケーススタディ
  2. 事例の考察-企業がレジリエンスを備えるために-
  3. 第 2 章のまとめ
 第3章 組織の枠を超えた都市のレジリエンス形成に向けた取り組み
  1. レジリエンス形成に寄与する福岡市の取り組み
  2. 組織連携による産業転換
  3. プラットフォームを介した地域経済のレジリエンス
  4. 第3 章のまとめ
 終章 福岡市の地域経済におけるレジリエンス向上のために
  1. レジリエンス向上のための方策
  2. レジリエントな福岡市の未来の姿