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地震に負けないコミュニティとまちづくりに関する研究

背景

2005年3月20日に発生した福岡県西方沖の地震により、福岡市を中心とした九州北部地域において多大な被害が発生した。専門家でさえ大地震は起きないと信じていた地域であったため、衝撃は大きく、今なお、多くの市民の心 に深い爪あとを残している。
特に都心部においては、住民の入れ替わりも激しく、日常的なコミュニティのあり方が模索されている中での震災であったため、非常時における都市防災とコミュニティを再構築する必要がある。

目的

福岡県西方沖地震による都心部の被災状況と行政、自治会、住民などの連係と対応、初期及び復旧活動の実態を調査、映像に記録し再生のための資料とする。震災におけるコミュニティ活動やボランティア活動をとおして、その社会的貢献や意義についても整理を行う。また、身近な被災物件である塀、看板、煙突及び室内の家具、家電、ガラスなどの倒壊が与える心理状況を把握するとともに予防策を検討する。

これによって、都市部における防災の弱点及び住民の心理、行動を軸にコミュニティの課題、指針を明らかにしていく。福岡市における都心居住、集客を考えるうえにも都心部の調査研究は緊急の課題といえる。

内容

緊急性の高い課題即応型研究と位置付け、地震の直後でしか得ることのできない情報を収集し、比較的短期間(5 ヶ月程度)の間に研究成果を出し、福岡市に対して実現可能な政策提言をめざすものとする。

○地震による都心部の被災状況と行政、自治会、住民などの連係と対応、被災活動などの調査(資料収集及び映像 記録作成)。

○地震被害に対する住民の反応、対応の実態把握(心理状態、弱者の対応)。

○コミュニティ活動やボランティア活動の社会的貢献や意義の整理。

○身近な被災物に対する備え、予防、心のケアなどコミュニティにおける防災、被災時の手引書。(具体的な手引書を作成して、市民、行政に提言を行う。

研究手法

(1)都心部及び郊外部の被災地(中央区大名、今泉、警固及び対比として西区の北崎、宮の浦など)の現場調査及び地域住民ヒアリング。

(2)被害状況、復興活動、居住者の対応などの記録集の作成。

(3)防災先進地(静岡、兵庫)の都市部におけるコミュニティ事例調査。

(4)研究課題の検討。

(5)防災、被災時の手引書の作成。

(6)報告書の作成。

担当

佐々木 喜美代 主任研究員

小牧 重己 研究主査(メイン担当)

西園 博文 研究主査(サブ担当)

研究報告書

概要版(表)(pdf/628MB)

概要版(裏)(pdf/973MB)

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